[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて1回戦でぶつかってしまった注目のカード、2ndレグです。
前戦は0-0のドローでしたが、ホームでのドローにもかかわらずモウリーニョは「計算通り」と言わんばかりの不敵な笑みが印象的でした。今日はマンUホーム、オールドトラフォードですのでアウェイゴールが非常に面白いゲーム性を発揮しますね。
スタメン注目どころはインテルの方でしょうか。サムエルの復帰と、イブラヒモビッチの相棒は何とパレルモ生まれのガーナ人18歳バロテッリを抜擢してきました。最近セリエでゴールポストに激突していましたが、大丈夫なようです。若いって良いなぁ。
マンUの方は老兵ギグスとスコールズのベテランを起用してきました。重要な試合でのスコールズの起用率は激高ですね、信頼の程が伺えます。
相変わらず両チームともベンチも豪華です。
ゲームは予想通りマンUのポゼッションサッカーに対してインテルのカウンター狙いといった展開でした。
まだゲームの流れがはっきりしない前半3分、ロナウドが仕掛けて得たCKをギグスが蹴り、何とビディッチピンポイントヘッドで綺麗にゴール。あっという間に専制します。
ここ注目すべきはビディッチのマークはヴィエラで、物凄い駆け引きの結果勝利したビディッチがフリーデヘッドということなんですね。やっちまったなヴィエラ。。
これでマンUは落ち着いたゲーム運びをすることが出来、一方的なゲーム展開になるかと思われるでしょうが、話はそう簡単ではありません。これでインテルとしては1点を取りにいかなければなりませんから前掛かりに「攻めるぞ」という意図がはっきりするわけです。引いてカウンター狙いという本来のスタイルを捨てることが出来るんですね。マンUとしても早すぎる先制点は逆に脅威となり得るんです。アウェイゴールの関係でインテルが1点取ると逆転となりますからね。マンUとしても慎重なゲーム運びが要求されます。
マンU優勢の試合展開は変わりませんが、徐々にインテルの方もビッグチャンスを作っていきます。
最近調子がいまいちのイブラヒモビッチも、ここぞとばかりに目立っていました。さすがNo1ストライカーの候補に挙がる選手ですね。存在感が凄かったです。
数々のゴールチャンスはありましたが、前半は1-0で終了。
ただ、僕がインテルに対してちょっと思うことはスタンコビッチのところですね。彼はいい選手に間違いないですしチームにも必要な選手です。しかしながらビッグイアーを取りに行くチームということを考えると若干物足りない感じはします。重要なポジションだけに彼のところがトップスター選手に変わるだけでチームの攻撃力は相当変わってくると思います。たとえば同じ属性のプレイヤー「デコ」なんかがいたら・・・とか考えてしまいます。
一昔前であればスタンコビッチといえば超一流の司令塔で替わりのきかない選手でしたが、今はちょっと時代が変わったと言うべきですね。
ただ、人の入れ代わりが極端に激しいインテルにおいて彼はピッチに立ち続けるべきなのかもしれませんね。
さて後半ですが、またしても立ち上がりスコアボードが動きます。
さすがシアターオブドリームス、マンUの聖地です。ルーニーが囲まれながらロナウドを見つけ出し上げたクロスにロナウドがズドン。得意のヘッドで2-0とします。ファーガソンも大喜び。
トニーの話によると、クリスチアーノ・ロナウドとイブラヒモビッチは同じスパイク職人からスパイクを作ってもらっているそうで、この試合の日から2人とも同時に新しいスパイクに履き替えているそうです。彼といいジローラモといい、いつも色んな情報持ってて本当に好きです。
さあもう1点では足りないインテル、何とか反撃に出たいところです。スタンコビッチに替えてアドリアーノ投入です。多少強引にいけという指示でしょうか。
そのアドリアーノにいきなりビッグチャンスが。体制が悪いながらも強引に蹴っていったシュートは惜しくも数センチポストから外れてしまいます。若干、運に恵まれないのがアドリアーノの特徴ですね。日頃の行いがモロに出てる印象はあります。
イブラヒモビッチを中心に強引に攻め込むインテルでしたが、マンUの堅い守りに得点は生まれません。唯一、守備の穴といえるのがエブラのところですが、入ってもおかしくないような場面でもことごとく外れてしまいます。穴といっても通常のチームでは十分なプレイですけどね。
残り20分を切った所でついにフィーゴがピッチに投入されます。ドリブルなどはさすがに衰えを隠せないものの、キック精度はやはり健在でした。ゴールには結びつきませんでしたが、質の高いボールを次々と蹴りいれていました。
ルーニーが後半39分に退いたんですが、もう観衆スタンディングオベーションでしたよ。本当に彼の存在はマンUにとって大きいですね。最近は守備にも全精力を費やし、世界最高のプレイヤーは実は彼なんじゃないかと勝手に思ってます。
そして試合は2-0で終了。マンUのチームとしての磐石ぶりが見られました。僕が見る中ではビッグイアー獲得は今季はマンU以外に考えられないですね。攻めは勿論、守備でも記録的な充実度があります。リオ、ビディッチ、ロナウド、ルーニーあたりは特別な存在ですが、基本的にはおおよそ誰が出てもそれなりの実力を発揮できますからね。
今季の決勝はローマのスタディオ・オリンピコですので、是非ともイタリア勢には残ってもらいたいというところでしたが、インテルは3シーズン連続でベスト16で姿を消すことになってしまいました。ついでにローマも敗退ということでイタリア勢はゼロになってしまいました。
イングランド勢は今季も4チームがベスト8に進むこととなりました。
僕としては1試合でも多くアーセナルが見たいですね。楽しみです。
マンUはCL21試合無敗という記録を更新中ですが、金輪際抜かれることの無い記録を打ち出してしまうんじゃないでしょうか。いったい誰が彼らの記録を止めれるのかも注目です。今季はマンUとバルサがファイナル候補だと思いますが、守備にも秀でたマンUが若干有利な気はします。わかりませんけどね。