[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
日本の未来を担う男「宇佐美貴史」という男をご存知だろうか。
AFC U-16選手権が先日行われましたが、日本はベスト4で韓国に敗退したものの無事世界ユース選手権の切符を手にして一安心でした。その中での準々決勝サウジアラビア戦を観戦したのですが、一際異彩を放つ天才を目の当たりにしました。
元々評判の高いこの世代なんですが、僕には宇佐美だけが鮮烈に記憶に残りました。高原・稲本・中田英らを要する黄金時代を上回るとの評価でしたので是非試合を見たいなと思っていました。
確かに全体的にレベルが高いなと思いましたね。16歳で既にJデビューを果たしている宮吉拓実(京都サンガU18)や高木善朗(東京Vユース)など質の高い選手も発見しました。187cmと大型のFW杉本健勇(セレッソ大阪U-18)にも期待です。平山と比べても遜色は無いですね。
その中でも宇佐美は別格ですね。長いこと日本サッカーを見てきましたが、あれほどの選手は見たことが無いです。俊輔も天才ですが、そもそもタイプが全く異なります。宇佐美の方がチームとしては勝つ為に必要な選手であると思います。俊輔の足技も他を逸していますが、やはり宇佐美のスピードを伴った突破は当然ゴールに直接結びつくような決定的な才能な訳です。最近のフル代表のW杯予選を見ても分かるとおり、俊輔のドリブルはゴールに結びつくことが少ないのです。俊輔が持つとドキドキしますがファンタスティックなだけで終始してしまう無意味な状況は否めません。
そして自身も語るように宇佐美は点取り屋です。シュートが本当に上手い。インステップのドカンというのも得意だし、インサイドで巻いたりも出来るし、タイミングをずらすトゥキックも使います。本当に起用でプレイに余裕のある選手だなと思いました。ドリブルも良く相手を見てかわすといった柔軟さに加えてスピードがある為に非常に綺麗に抜くことが出来るのだと思います。
宇佐美が日本の基準となり彼のような選手が多く育つと、アジア盟主の座は相当安泰です。現在のようにアジア予選をハラハラしながら見なければならないということは無くなるでしょう。間違いなく今後の日本は彼に懸かっています。世界的プレイヤーの中田や黄金の左足を持つ俊輔と比べても遜色のない世界が認めるプレイヤーになる逸材だと確信しました。
プレイスタイルは松井や山瀬に近いのですが、経験さえ積めば早々に超えてしまう可能性を持っています。
尚、献身的にDFをする選手でもあり、勝ちに対する意識は16歳とは到底思えないです。
来年行われる世界ユースで宇佐美がどこまでやってくれるのか。また、チームとしてどこまで勝ちあがることが出来るのか。非常に楽しみです。お願いだからテレビで放送してほしいです。1試合でも多く宇佐美を見たいというのが正直な気持ちです。