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さあW杯予選で思わぬ低迷を強いられている日本。来る19日のカタール戦に向けて予行試合となる今日のシリア戦です。
日本は中澤、中村ら主力のケガでカタール戦が懸念されている中、現存の選手で何とかしなければなりません。代役として期待されるのは遅咲きの寺田、中村憲剛、田中達也、大久保、香川あたりでしょうか。特に大久保は地元神戸ということもあり、先日長い選手人生を終えた恩師・森島への気持ちもあり、意気込みは相当なものだったと思います。
先発で特に変わった点は、左SBに今日は長友を起用したこと、Wボランチに阿部、中村憲剛だったこと、若い岡崎を左サイドに使ったことですね。あとGKに川口の起用も付け加えて起きます。けっこう久しぶりかも。
シリアについては僕自身なんのデータも持ち合わせていないので割愛します。先日のUAEとのテストマッチで1-1のドローだったそうです。カタールと比べてどうなのかとかは分かりません。
さて試合ですが、開始早々長友が魅せます。左サイドでインターセプトしたままドリブル開始、味方の上がりの早さも手伝って3人抜きの絵に描いたようなドリブルシュート。左隅に刺さります。コースもあんまり無かったように見えましたが、おそらく景気付けというかダメ元で打ったんじゃないかと予想してます。とにかく綺麗な先制点を獲得します。長友の運動量には本当に驚かされました。90分経過しても走り続けるのはこの人だけでした。逆サイドの内田も彼に促されて勢力的に仕掛けるようになりましたが、今日は内田どんまいといった結果でしたね。大丈夫だよ、今日だけで内田の評価が左右することは無いです。難しいことするから敵DFの思考が追いついてなくて、逆にバッチリ合っちゃった感じでしたので。
その後も安定した試合運びで格の違いを見せる展開でした。攻守共にぱっとしないシリアでしたが、あのチームのガン細胞を早々に見つけました。右SBの13番です。まじで他のスポーツしてるのに人数合わせで呼んできたようなプレイっぷりでした。長友の運動量も手伝って度々そのサイドからチャンスを作れてました。セルジオのおっさんも言ってましたが、本当にマークがざる。信じられないレベルでした。それでなくてもシリアは前からチェックに来ない為に楽々ボール運べたりしてるのに、日本にとって意味ある試合なのか疑問でした。
そして前半20分くらいだったでしょうか、憲剛からの正確なクロスを玉田がオフサイドぎりぎりで抜け出しボレーで2点目です。日本は珍しく流れの中から2点を先制しました。玉田はスピードもあってドリブル、パス共にいちいち上手さを見せるんですが、勿体無いくらい確率の低いロングシュートを良く見ます。戦略として何本か打てばDFもフェイントに懸かりやすいとかは分かるんですが、彼かなり大チャンスを潰してる感がするので残念です。まぁ1トップの気迫かもしれませんけどね。達也とか嘉人とか周りに点取れる選手が多いので、得点を第一に考えたほうがいい気はします。
あと気になったのは寺田ですかね。長身で当たりも強く、俊輔も言っていましたが、いい選手であることに間違いないんですが、気持ちが入りすぎてたのかファールが多いです。それもハイボール処理時のファールが前半だけで3本もありました。手を使いすぎなんですね。その辺は相手や審判の性質を掴んで上手く慣れていってほしいです。彼がファール取られる場所は必然的にピンチな場所ですので、本番で命取りにならないように願ってます。それ以外は良い所しか無かったですね。CKのチャンスには同じ川崎の憲剛からのボールをピンポイントでお手本ヘッドを披露してくれました。惜しかったです。
岡崎に関してですが、以前から何度も指摘しているようにフル代表まだ早いです。岡ちゃん聞いてください。彼は確かに良い選手です。スタミナやスピード、献身的なDF、ポジショニングも悪くない。彼を欲しがるチームも少なくないと思います。ですけどね、他にいるでしょうよ。どう考えても同じタイプを望むならば村井の方が上です。何なら強行日程で本田圭輔とかも全然ありです。テクニックが凡人並で若く経験も浅い岡崎に固執する理由が見当たりません。W杯出れないとかまじで僕の幸せちょっと左右しますから。
後半には大久保のゴールもあり、PKで1点を返されたものの3-1で無事勝利に終わりました。大久保ほんとに良かったですね。森島に捧げられた飛行機のパフォーマンスもやってました。すこし泣きましたね。森島も喜んでくれていたでしょう。
岡崎と似たような理由で巻も代表では通用してないと思いますね。高さはあるんですが、それ以外のスキルが異常に低いです。サッカーセンスがその辺の実業団のレベルです。彼は相当な努力家で人間的には尊敬できる人物なのですが、フル代表で巻っていうのは萎えます。他に高さがあって的になれるような選手は平山くらいしか思い付かないですが、それでも高さはある程度諦めて、技術と得点センス、スピードなどを兼ね備えたFWを入れたほうがいいんじゃないでしょうか。興梠あたりをベンチに置いておく方がいいです。むしろ平山がベンチにいるとか僕らからするとドキドキわくわくしますけど。
あとは香川ですかね。抜群のポジショニング・動き出しを見せながらフィニッシュが終わってました。表情からは分かりませんが、やっぱりフル代表に彼の年齢で出るっていうのは相当なプレッシャーなのかなと思いました。彼が代表にいることについては、今の段階ではOKだと思います。特に海外組み抜きとなると彼の存在は大きいですね。一刻も早く自分のポテンシャルを普通に出せるような精神面の成長を期待しています。
では皆さん19日はアウェイですので深夜0時25分くらいからのカタール戦です。ごきげんよう。
ドーハのアルハッドスタジアムでの重要な一戦です。ドーハと言いますと、言わずと知れた悲劇の地ですので日本にとっては曰く付きの場所となります。あの悲劇を味わったのは川口だけですね。もし日本が敗れることになったら明日の新聞のタイトルは「ドーハの悲劇再び!」とかなるわけです。スタジアムはアウェイ一色ですが、日本からも1000人ほどのサポーターが駆けつけています。本当にご苦労様です。
この試合の結果は長い最終予選を左右するポイントになるでしょう。無事に勝利となれば3位のカタールを突き放す形で2位以上をキープできるわけで楽になります。ただ引き分けならまだしも負けるようなことがあれば日本は3位転落となり精神的にも相当なプレッシャーを感じながら残りの試合を向かえることになります。岡ちゃんは解任となってしまうでしょう。現在、勝ち点4で並んでいるもののカタールは1試合多く消化しての暫定結果ですので、状況は日本に余裕があるということです。
さて、日本はケガ人が多いことが懸念されます。中澤、楢崎は完全に欠場、俊輔は手負いのまま強行出場です。俊輔の試合前の会見では「自分には責任と自信がある。ケガは関係ない。できる。」とのコメントがありましたので信頼したいところです。しかしやはり蹴る時に痛みがあるらしく、若干の精度落ちとアウェイでの執拗な接触プレイが気になるところです。まぁいざとなれば松井も呼んでますし、いけるところまでいってほしいですね。
対するカタールの選手状況は、ウルグアイから帰化した点取り屋セバスチャン(イケメンです)とブラジルから帰化した司令塔ジュリオ・セザール(ちょっとキューウェルに似てイケメンです)に加えて国内No1ルーキーのFWハラファンが要注意プレイヤーです。監督は2002年W杯でセネガルをベスト8に導いた知将ブルーノ・メツ氏です。高さとスピードを併せ持つ怖いチームです。現段階では日本が実力は上ですが、近い将来分からなくなりそうです。カタールは豊富な資源で潤沢な資金を投入し近年国を挙げてサッカーに相当力を注ぎ込んでいます。この勢いで補強を続けていくとアジアサッカーは大変な事態に陥りそうですが。。。
これ書いてる今ハーフタイムなんですが、他会場の結果のVTR見れました。オーストラリアxバーレーンは1-0でオーストラリアが勝ったことは知っていたんですが、なんと後半ロスタイムまでホームのバーレーン優勢のまま0-0だったんですね。最後はミスを逃さずブレッシアーノが決めてギリギリの勝ち点3だったようです。これ引き分けてくれたら有難かったんですけどね。さすがと言うべきか、勝負を知る選手が揃ってますね。
さて、日本の試合の方ですが、先発は先日のUAE戦と変わったのは俊輔が加わって岡崎のいた右サイドに入った点と、ボランチがヤットと長谷部に変わった点ですね。カタールはホームですし、勝てば2位浮上ということですので序盤から前掛かりに来ると予想してましたが、やはり来ましたね。そして試合が始まってから審判のジャッジがおかしいなと思ったんですが、どうやら中国の審判団だったようです。終始に渡って誤審ぽいのが結構あったように思います。特に俊輔・達也に向けてのラフプレイは見てる方ドキドキしてしまいますので、厳しく対処してほしかったです。
開始直後は審判のジャッジの影響もあって攻め込まれるシーンが続き、流れとしてはマズイ雰囲気でしたが、何とか食い止め割と早い段階で日本のペースに修正できたのが良かったです。
前半22分ヤットからのふわっとしたスルーパスを達也がハンドすれすれの上手いトラップからGKの股抜いて流し込み先制します。これが本当に大きかったです。達也を見て思うことは「いつも全力でやる」ということですね。どの選手も全力だとは思うのですが、そんな中で比べても一際感じます。大ケガしても恐れず、ブレの無いプレイぶりからは見てる人に感動を与えてくれます。彼の髪型とか見てもらえれば分かるとおり、彼はオシャレとかそうゆう概念が無く、サッカーしか無いんだという強い気持ちを感じます。
その後は難なく試合を運び、いくつもチャンスを作り、カタールに好き勝手やらせないまま良い形で前半を終えます。
後半に入ると、右から中央そして最後は左へと崩し玉田の左足一撃ミドルが決まります。多少のミスは勿論あったものの、良くボールが動き、人も動き、岡ちゃんの目指すサッカーが出来ていたと思います。
この試合ディフェンスやサポートに役割を意識していた俊輔ですが、彼のDF力は凄いということが分かりました。正直びっくりしましたね。彼の言う責任という言葉が良く分かりました。チームのバランスを考え、勝ちに向かって最善の策を取った彼のアイデンティティは偉大でした。ケガの影響からキックの精度は普段以下だったものの、DFや中盤を作るパスワーク、運動量など、本当に存在の大きさを感じました。選手として最盛期を迎えたといっていいと思います。
普通だとこういった試合では2点目が入ったら交代させた方が良いんですが、岡ちゃんと試合前に話し合いでもあったのでしょう。90分出ると俊輔が言ったのかもしれません。ケガしたほうが運動量増えてる位の頑張りを見せてくれました。
ちょっと悪い面で気になったのは寺田と長友ですね。寺田はハイボールの処理は問題ないですが、パスミスが多いのと攻め上がった時のポジショニングが被りすぎでした。正直、サッカーセンスが感じられないです。本番初出場ですので多少は特別な雰囲気に呑まれたのかもしれませんけど。
長友に関しては、運動量は本当に豊富で頼もしいですが、攻めの仕掛けと最後のクロスがアイデア不足だと思います。簡単にプレイすることも時には大事ですが、いくらなんでもブロックされ過ぎですし、ちょっと考えたほうがいいと思います。
終了間際に俊輔のクロスからファーサイドで闘利王がヘッドで合わせ3点目を決めました。ここでも寺田がちょっと被っていて危なかったです。闘利王は試合前に犬養会長と話したらしく、以前のオウンゴールの借りを返す旨を伝えていたそうです。「これでチャラになったと思う」と試合後の会見で話してました。
3点目が入ると会場からは帰宅する人も見られました。まぁ気持ちは分からなくもないですけど。
松井・岡崎・佐藤寿人が途中交代で入り、それぞれチームを助ける良い仕事をしたと思います。松井は1対1の抜群の強さを見せましたし、松井がベンチにいるのは贅沢だなと感じさせてくれました。いつも出場するたびに文句を言っている(僕がw)岡崎に関しても、こういった試合では適役だと思いましたし今日は文句ないです。寿人は出場時間が2分だけとはいえ献身的に頑張っていたのを見逃しませんでした。
3点を取られた終盤ではカタールのラフプレイが目立ち、正直こいつら頭大丈夫かなと心配になりました。おそらくブルーノ・メツ監督はそんな指示を出す人に見えないので、カタールの選手の人間性を疑いますね。現段階では格付けは完了したと見ていいです。あんなチームに負けて欲しくない本当に。
ともあれ無事カタールをアウェイで完勝した日本、次節は年明け2月にオーストラリアと激突です。
僕の希望的観測ですが、大久保をサブにして宇佐美を電撃召集してほしいなと切に思います。そろそろ海外のレベルを慣れさせてあげて2010年には万全の仕上がりで宇佐美を世界に見せて欲しいです。ああ監督になりたい。
UAEにとっても次は韓国戦ということで日本は恰好の練習相手となります。
さて、気になる布陣ですが注目すべきはAマッチ初となる若手の召集もあり、どんな先発なのか。
その中から岡崎が先発という大抜擢を受けます。五輪でさえスーパーサブという位置づけだった彼が先発というのは非常に思い切った采配であるといえます。
あとはケガの為に召集されなかった闘利王の代役として遅咲きの寺田です。
このチャンスをモノにしてスタメンを奪うくらいの意気込みが感じられます。
そして今日は駒野ではなく若い長友を使います。彼の運動量は非常に心強いところ。
ボランチはブンデスコンビの稲本と長谷部です。安心して見てられそうな予感です。
1トップに玉田を置き1列下げて俊輔、大久保、岡崎を並べる布陣です。
一方UAEの方は2010年W杯予選から監督に就任したバテネイ氏が指揮を採ります。
元々UAEの代表コーチだった方なんですが、
W杯アルゼンチン大会でフランスの9番を付けていた人物です。
攻撃的なスタイルが予想されます。
UAEの主要な選手はベテランでキャプテンのザイードと若いエースのマタルといったところです。
まず前半ですが予想通りポゼッションを制し、ミスもあったものの日本ペースで進んでいきます。
岡崎、大久保、長友、内田あたりの運動量が目立ちます。
ボランチの2人も攻守共にバランスよく安定感を持ったプレイぶりです。
UAEの悪質な削りが何回か見られましたね。
大久保、玉田あたりが標的となっていました。本当に痛そうでした。
チャンスもサイド、中央、セットプレイと多様に渡って作りますが、
いつもどおり決定的な場面は少なく、アイデアも精細もいまひとつといった印象でしたね。
俊輔の左足も炸裂することは無く残念でした。最近期待感が薄れているように思います。
ウズベキ戦に向けて研究されないようにする為に蹴らないとも言っていましたが、蹴りましたね。
玉田は1トップの仕事を無難にこなした印象でした。器用な男です、あいかわらず。
大久保は先日のキーパー蹴って一発レッドの苦い過去から久しぶりの登場でしたが、
冷静にストイックに攻守に絡んではいたものの、本来の彼らしい光るプレイは見れなかったです。
デビューしたてのアグレッシブなプレイスタイルの方が彼の持ち味が出せると思うんですけどね。
0-0で迎えた後半ですが、寺田に代えて清水の高木を投入します。
その後、玉田に代えて若い興梠を投入。稲本に代えて中村憲剛を投入。
0-0では間違いなく納得できないこの試合ですので前がかりに攻め込みます。
何度も惜しいシーンはありますが点が入らない展開でした。
興梠は幾度もボールに絡みますが、いつもの鹿島で見せる積極性は見られず、
ちょっと緊張していたのか高い能力を見せ付けることは無かったです。
1度決定的なヘディングをポストに阻まれる運のなさも感じました。
そして迎えた後半25分に俊輔に代わって入った香川がファーストタッチで1点を先制します。
まだ19歳の彼は何か持っている選ばれた人間のような気がします。
ちょっと小柄なものの、テクニック、スタミナなども申し分ないです。
しかし30分過ぎにワンチャンスから途中交代で入ったUAEの9番にドリブルで持ち込まれ、
一撃を食らいます。最後に詰めた高木の足をかすめて軌道が変わるという、ありがちなゴール。
楢崎にとってはちょっと災難でしたが、親善試合で本当によかった・・
負けられない日本は巻と佐藤寿人を投入。
チャンスと決定的な場面だけが増えていく何とも歯がゆい展開でした。
いいプレイ多かっただけに本当に残念です。
興梠や香川の決定力に疑問符が付いてしまいます。
そして無常にも1-1のまま試合終了です。
岡田監督のコンセプトは随所に見られましたが、
UAEにホームで引き分けは許されない結果といえるでしょう。
若い選手やA代表経験の少ない選手にとっては非常にいい経験になったと思います。
岡田監督も若い世代の選手に合格点をつける評価となっています。
このレベルの相手に対しては精神的にも技術的にも優位に立ってほしいというのが
僕の正直な気持ちですね。若い選手も含めてです。
香川なんていつもみたいに余裕ぶっこいてチャンスをモノにしてほしかったですね。
貴重な先制点を取ったものの、後の2度に渡るビッグチャンスをモノにできず残念でした。
彼のポテンシャルを考えると欲を出してほしいところです。
DFで初召集された森島ですが、出番なかったですね。残念でした。
彼は日本人初のDFとして海外移籍という可能性を持つ逸材ですので、
是非A代表の経験を積ませたかったです。点差のある楽な試合展開なら出たんでしょうけど。
まぁウズベキ戦は結果を求めて侮ることなくやってほしいですね。
アジア最終予選でのデータをみると、ホームでの初戦に破れたチームは敗退するといった
データもありまして、何としても勝ち点3を取りたいところです。
この試合に向けて何よりも注目されるのが、神様ジーコです。
今回は敵となる形になってしまいました。
ジーコがなぜウズベキスタンリーグに行き、代表のアドバイザーをしているのか、
皆目見当が付きません。
とりあえず日本をよく知る人物であり偉大な指導者であることに間違いないので、
日本としては嫌な存在ではあります。神に見放されたとは正にこのことなのか・・
ウズベキスタンはヨーロッパ系の血を色濃く残すため、非常にスタイリッシュな風貌の選手が目立ちます。
一般的に認知された選手はほぼいないですが、ディナモキエフでプレーする国民的エース、
シャツキフは有名です。ウクライナリーグで2度得点王を獲得する点取り屋です。
あとは司令塔の8番ジェバロフが要注意とされています。
あとはとりあえず高さで日本を上回るといったところか。
どんなサッカーをするかは過去の試合などを思い出しても特筆すべき点は無いです。
ただ、ジーコが「最初に日本代表を見たときと比べてウズベキスタン代表の方が強い」と
言っているだけに油断はできないでしょう。
そもそも我が日本は強くない。非常に嘆かわしいです。
一刻も早くアジア盟主として誰もが認める存在になってほしいものです。切に。
さて今日のスタメンですが、まず闘利王が復帰したのと19歳期待の香川が左サイドで先発です。
あとは左サイドバックに阿部を起用してきました。他は先日のUAE戦とほぼ同じメンバーです。
今日の為に埼玉スタジアムの芝を刈り込み水撒きをしたそうですが、
前半立ち上がりを見て明らかに裏目ってました。すべりまくりです。
日本の選手の方が滑ってましたね。岡ちゃんどうゆうことだよ?と言いたい。
今日の日本はそのせいもあってか上手く試合を運べませんでした。
50%のボールを競り負けたり、DFラインから制度の無いロングボールを放り込んだり。(ラジバンダリ)
見ていて思ったのはパスが足元に行きすぎという点ですね。
流れの悪い時こそボールと人を精力的に動かすということが大切だと思います。
あとは予想通り俊輔が執拗に削られます。カード出ないかなと思いながら見てました。
でもやっぱり彼はスペシャルですね。パスの狙いと精度のレベルが違う。
彼の左足から数々のビッグチャンスが生まれます。
最近感じるのは彼の海外での経験から来る勝利のメンタリティですね。
動き出しのタイミングなど注文したり、味方に鼓舞したり、非常に声を出している。
大概10番といった背番号は重いわけですが、彼の10番は軽く感じます。
もはや俊輔を欠くことは考えられない。
ただ、僕としてはもっとシュートの意識を高く持ってもいいんじゃないかなと思います。
彼はデッドボールアーティストではないですし、シュートまでの仕掛けも当然一流です。
パスの美学は解るんですが、少し勿体無いと思ってしまいます。
さて試合ですが、流れの悪いところで最悪のことが起きてしまいます。
闘利王のアクロバティックなクリアミスからDFラインを乱され中澤も釣り出され、
シャツキフへ注文どおりのクロスが入り先制されます。
ポジショニングに少しの無駄も無く、余裕で決められた印象でした。
日本も必然的にそこから少し攻めの意識を強めて再三攻め込みます。
そして迎えた前半40分、俊輔からのアーリークロスに大久保が追いつき折り返し、
最後は玉田が押し込み同点とします。これはキレイに決まりました。
大久保は非常に献身的なプレーが目立ちました。
彼は南アフリカへ向けてラストチャンスと自覚していると話すとおり、必死さが伺えました。
残念ながらいい形で勝負できるようなチャンスは無かったと思いますが、
その献身的な動きを岡ちゃんはきちんと見ていたと思います。
香川も随所に顔を出し、俊輔の指示どおりの動きでチャンスを作ってました。
彼がもしこの試合でゴールを挙げるようなことがあると、最終予選最年少でのゴールとなります。
長谷部はサイドを切り込むシーンがありましたが、深いところまで上がるシーンは少なかったです。
ブンデスでの経験を生かし、パワーアップしたフィジカルを見せ付けてほしかったです。
この試合とても高評価なのが内田ですね。運動量も申し分なく、
チャンスとなればFWよりも早く攻めあがりましたし、仕掛けも非常に良かった。
失点のシーンで戻りの遅さが指摘されましたが、あれは仕方ない部類の出来事だと思います。
内田の攻撃性を下げるような注文は勘弁してもらいたいです(>セルジオ)。
彼は史上初となるSBでの海外移籍を果たすかもしれません。
後半に入ると大久保に代わって岡崎が投入されます。
UAE戦で合格と評価されたのか分かりませんが、僕の中では不合格です。
悪い選手では決してないし、将来有望な選手の一人だとは思いますが、代表には早い。
ゴン中山の後継者として是非とも頑張ってほしいです。でも代表にはまだ早い。
出すとしても余裕のある試合で使うべきだと思います。どうですかね?岡ちゃん・・
実際、仕掛けても成功しないし、絶好のチャンスに玉田と被るというシーンも見られました。
ポジショニングもちょっとパスしにくいようなDFを引き連れての動きでした。
あとは興梠と稲本が途中出場しました。興梠の召集は非常にいいと思います。
かれはおそらく日本を代表するFWになる選手です。高いポテンシャルを感じます。
残念ながら持ち味であるドリブルもあまり見られませんでしたが、
得点への高い意識を感じました。救世主になってほしいところでしたが残念です。
後半になるとウズベキの選手のラフプレイが目立ちました。
俊輔、遠藤、阿部あたりが標的となっていたようです。
血を流す俊輔とかあまり見たことがないですけど、彼の集中力は落ちることは無かったです。
後半途中から闘利王が上がりっぱなしになり、ロングボールの的となっていましたが、
何度か決定的に合ったり、折り返しに成功したりしましたが得点には至らず。
何度も何度もあったCKのチャンスもことごとくモノにできませんでした。
カウンター気味に攻め込まれるシーンもあり負けてもおかしくなかった様に思います。
ウズベキスタンもサッカーのレベルが上がっており、クレバーな攻めをしてきますから。
日本には汚い時間稼ぎをする文化は無いですが、ウズベキは普通にしてきます。
同点で良しというのが見え見えな倒れこみを繰り返します。
埼玉スタジアム大ブーイングでした。おかげでロスタイム5分。
結局最後まで攻めきれず1-1で試合終了。痛い引き分けとなりました。
最後の最後にFCのチャンスありましたが、遠すぎました。残念。
試合を通して感じたことは、レベルの差が無いってことですね。
日本の成長がゆっくりなのに対し、ウズベキスタン含め他のアジアのチームは急成長している印象です。
あと、テレビを見ていて感じたんですが、最近カメラの中継が欧州に近くなってきてます。
何のことかと言うと、女性サポーターを抜くっていうことです。
美人サポーターが時々抜かれたりですとか、女性サポーターの多い場所がよく映されます。
そんなところばかり移すとまるでスタジアム中女性ばっかりみたいな印象でした。
見ている僕たちとしては非常に嬉しいですけどね。
すでに最終予選進出が決まっている日本、1位のバーレーンを迎えてのホームで1位通過をかけた最終戦です。
アウェイで屈辱的な敗北を喫しているだけに是非快勝してもらいたかったですね。
松井と長谷部と駒野を累積の関係で出場を見送ったわけですが、この試合のオーダーで目に付いたのはやはり本田圭佑。岡田監督曰く「テストではなくプレーが良かったから」とのことです。彼は元々フィジカルの強さが持ち味でしたが、オランダに行ってさらに磨きがかかった印象があります。北京でも期待されますね。
あとは岡田JAPAN初召集の佐藤寿人、安田理広といったところ。佐藤は可もなく不可もなくといった感じに映りましたが、安田はちょっと悪かったですね。期待される突破もボールがいまいち足につかずといった感じ。自陣付近でのあわや失点という一発も含め、やばいパスミスが3回くらいありました。
狙いとしては雨天時のスリッピーなピッチで玉田と佐藤の足を生かして裏を取り流れの中で点を取るといったコンセプトだったと思います。優秀なパサーも何人かいますし。何回か惜しいシーンもありましたね。
さて、結果は辛くも終了間際に執念というかラッキーな1点が入り1-0で無事1位突破を果たすこととなりました。
内田のゴールで間違いないわけですが、実質半分は巻のゴールと言っていいんじゃないかと思います。彼が凄い形相で詰めてなかったら間違いなく入っていないでしょうから。
巻のことだからキーパーにちょっと触って倒してゴール無効っていうことも十分考えられることを考えると、よくやったと言うべきだと思います。
求められたゲーム全体の内容ですが、ポゼッションは当然のように制していましたが決定機を作れず時々攻め込まれた場面では肝を冷やすといった展開でしたね。いつも通りというか何というか・・
開始早々に佐藤が抜け出し倒され獲得したPKがありました。今日は遠藤ではなく俊輔が蹴ったわけですが、まさかの失敗。完璧にゴールラインにセーブされ詰めることもできませんでした。俊輔にしてはミスキックとも取れる甘いコースに蹴ってしまいました。
彼を責めるわけではないですが、もしいつも通り難なく決めていたならば4-1くらいのスカ勝ちのゲームを見れたかも知れません。残念。
相手が完全に引いていたことや日本のミスも多かったことなどで面白いゲームではなかったですが、最も気になったのは審判のジャッジですかね。ファール厳しく取るスタイルなのは解るんですが、取ったり取らなかったりとか微妙にジャッジが雑な場面が多々見受けられました。リスタート時の本田へのイエローとか勘弁してほしかったです。笛吹く前にプレーを始めたからということでしたが、あれ普通注意してやり直させる程度ですよ少なくとも1回目は・・・
フル代表初試合なのに前半早々イエロー貰っちゃったら本田の持ち味が薄れてしまいます。でも腐らずに割と質のいいプレーを繰り返していたところに彼の凄さを感じました。
ただ、遠藤のバー直撃FKのこぼれ球を空振りした時はちょっと萎えました。ドンマイ。
0-0で迎えた後半終了10分前くらいから今日もバーレーンの選手たちがお得意の足攣り連発が発動してました。
よく見ると交替で入った選手も攣ってましたけど。偶然でしょう。
んで内田のゴールが決まったら急に足攣らなくなります。まぁ偶然でしょう。
そろそろ攣ってるかどうか判定できる装置が完成してもいいはずです。
さて、あとは6月27日の最終予選組分けで韓国と当たらないことを祈っております。